テレビなんか見たくない
ぼくもついにテレビなんか見たくないっ!って言える年齢になりました。
なぜテレビが見たくないのかと言うと、それはテレビがつまらないからです。
どうつまらないか?
ワイドショーが多すぎる。
コメンテーターは、あたりさわりのないことしか言わない。
最大公約数的なことを言ってお茶を濁しています。
バラエティー番組がつまらなさすぎる。
これも、出ている芸人やタレントが毒にも薬にもならないことしか言わない。
その場だけ和気あいあいとやれればそれでよし、と思って番組に出ているからです。
見ている方は何もおもしろくない。
アイドルもタレントも芸人も俳優も文化人も、今や誰からも突っ込まれない、後から問題にならない無難なことしか言いません。
こんな状態でおもしろいテレビが作れるはずはありません。
そんな中、坂上忍のバイキングは、唯一違います。
彼は、無難なコメントでお茶を濁そうとはしません。
が、周囲の人間が彼を嫌っているようです。
今の日本では、いえ、この日本という国では昔も今も、本音を言う人間は嫌われて排除される運命なのでしょうか?
空気を読み、あたりさわりのないことを言い、何の記憶にも残らないバカ騒ぎをやって時間をつぶすことが、日本的な生き方なのでしたら、ぼくはこの国にいる以上、永遠にアウトサイダーになります。
いるのかいないのかわからない人。
いてもいなくてもいい人。
誰の記憶にも残らない人生を送って、ひっそりとこの世を去りたいと思います。