何もしたくない
ぼくには、自分の感覚がわかりません。
今、自分が何をしたいのか、どうしたいのか、自分のことなのに自分でわからないんです。
目の前に飲みかけのコーヒーがあるとして、ぼくはこの飲みかけのコーヒーを今飲みたいのか、飲みたくないのか、わからないのです。
どちらなのかよくわからない。そこで、ぼくはこの残りのコーヒーを飲みたいのか、飲みたくないのか、時間をかけてじっくり考えてみたいと思うのです。
たぶん、一生かけて考えても答えが出ないように思います。
これは、日々の生活だけではなく、人生にも当てはまります。
ぼくは、自分の人生で何をしたいのかわからないのです。
自分の意見がないのです。
お前は一体何がしたいのか、と問われたら、もうただひたすら誰もいないところに引きこもって、寝て丸まっていたい。
全てを拒絶して、一人になりたい。そして、何もしたくない。
そう思います。